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ドイツでの恋について話そう 9

ああ、こうやって人は心のバランスを崩していくのだ、とぼんやりと考えた。まるでスローモーションでゆっくりと落ちていくような、そんな感覚だった。これまでどんなに真面目に、誠実に生きてきても、気が狂うのは一瞬の、こんな些細な出来事によってなんだなぁと、思ったりもした。 もちろん、私は実際には心のバランスを崩すことも、気が狂うこともなかっ…
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ドイツでの恋について話そう 8

ドキっとした言葉、それは「自己愛性人格障害」だった。 バクバクし始めた心臓を抑えて、ネット検索してみた。。。 ・・・愕然とした。同時に、ストンと腑に落ちるものがあった。私が5年間、探し求めていた答えがここにあった。 彼の抱える問題を解決するには、自分は何ができるだろうか、彼の言動はどこから来るのか、私はそれに対してどう反応すれ…
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ドイツでの恋について話そう 7

彼のことを完全に運命の人だと思い込んでいたと思う。 自分にとっても、彼にとっても、お互いに特別な存在なのだと信じていた。 このわけのわからないケンカもそれゆえなのだと思っていた。絶対に離れられない二人なのだと、信じて疑わなかった。そして、いつか、それも近い未来に、生涯の愛を誓い合える相手になるものと思っていた。 救いは、彼がそ…
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ドイツでの恋について話そう 6

怒りはヤマを越えると心配へと変わるもの。 最初はいくら電話をしても出てこない彼に腹を立てた。その一方で、あまり頻繁に電話してうっとおしいヤツだと思われるのも怖かった。だから、本当は電話にでるまでずーっとかけ続けていたいけど、なんとかその気持ちを抑えて、5回に1回くらい、そっとかけてみ…
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ドイツでの恋について話そう 5

T君ときっぱりと別れたことで、自然とS君との距離が近くなった。でも、なんだか簡単に乗り換えた、みたいに思われるのは嫌だったし、実際、私も少し休みがほしかった。そんなとき、ちょうど私は日本に一時帰国をすることになった。 日本でゆったりした気持で過ごして、その中で自然にわき上がってくる気持に素直に行動しよう{%春w…
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ドイツでの恋について話そう 4

T君と別れた。 だからといって喧嘩別れをしたわけではなかったので、一気に友達じゃなくなる、ばったり会っても挨拶しない、目をそらして言葉を交わさないようにする、というようなことはなかったが、それでも一緒に遊ぶことはなくなった。 面白いことに、そのときよく一…
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ドイツでの恋について話そう 3

T君とは楽しく過ごせていたと思う。いつもまわりに人がたくさんいて、それが余計楽しかった。学校から帰ると、寮の共同スペースでみんなでテレビを見たり、ゲームをした。一緒に夕食を作ることもあったし、ビールもよく飲んだ。 寝る時間になると、それぞれ自分の部屋に帰っていった。私もいったん自分の部屋に…
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ドイツでの恋について話そう 2

当時つきあっていた若い彼をT君、あとで知り合った彼をS君としよう。 S君から突然の電話。 実はその当時、私は大学で授業のアシスタントのようなアルバイトをしていたのだが、それをどこからか聞きつけたS君が、その授業の配布資料がほしいと電話してきたのだった。私はちょうど自宅に資料を持ち帰っていてたから、じ…
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ドイツでの恋について話そう 1

ドイツで学生生活を始めるにあたって、どこか舞い上がっていた部分はあったと思う。身長162cm、骨太で広い肩幅、全体的に肉厚な私は、日本の中にいると、守ってあげたいとは言い難い外見、しかも性格もどちらかといえば仕切り屋でアネゴ肌だから、「かわいい」なんて言葉は全く無縁だった。 それが、ドイツでは普通か理想的な…
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ドイツでの恋について話そう

本当はこの話がしたくてブログを始めたのかもしれない。 それでも、本当に書き始めることはなんだかためらわれた。 まず考えたのは文字の怖さ。自分の言いたいことが言いたいように文字にできるのかという不安。そして受け取った側がその意図のままに受け取ってくれるのかという不安。 でも、自分が悩んだとき、初めてブログの類をひらき、似たようなテー…
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