ドイツの子育て50(「そんなことない」)

最近、子どもが「ご本読んで」と言ってくることが増えた。
意識をしないとつい本を読まなくなってしまう母にとってはありがたい話。自分で本を選んで持ってきてくれるからそれも助かる。
その中で最近、うちの子がはまっているのが『そんなことない!』という本。
誰かからのいただきものなのだが、非売品で、作者も出版社もわからない。
話自体は、よくあるかんじの、道徳の授業で使えそうなやつだ。
簡単に紹介すると:
犬のクロとシロは親友同士。お互いの毛の色も気に入っている。でも、クラスメートは全員茶色の犬だ。あるとき、ボスのブルが「黒なんておかしい」という。クラスメートがそれに同調するなかで、シロもブルが怖くて「そうだね」と言ってしまう。仲間外れになってしまうクロ。
しばらくして今度はブルがシロに「白なんて変だ」という。それに対して、黒が「そんなことない!」と反論する。するとクラスメートも「ブルが間違っているのではないか」と気づくのだ。そして、シロとクロは仲直りし、クラスメートたちとも仲良く遊ぶようになる。

最初、この絵本を読んだとき、なんだかザ・日本の教育という気がしてー導きたい方向が途中から見えてしまう。善悪が明らかすぎてちょっと不自然。価値観が統一されてしまいそう、など。-、子どもに積極的に読みたいと思う本ではなかった。
が、本人が気に入ったというのなら、読みましょう、ということでここ最近毎日読んでいる。
おもしろいのが、子どもの反応だ。「ブルは間違っているよねぇ。」、(ブルが「クロと一緒にいると黒くなるぞー」と言ったことに対して)「黒くならないよねぇ」、「(シロはブルに対して)正しいことを言えばいいのに。そうしたらいじわるはなくなるよねぇ」などと、かなり正しいコメントをするのだ。うちの子はかなりマイペースで、変に大人の顔色をうかがったり、「正解」みたいなものをさぐるタイプではないから、本音でそういっているのだと思う。うーむ、これはこの本がわかりやすくていい本だということなのか?!

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