『善き人』

原題:GOOD
2008年/イギリス・ドイツ合作/96分

英国人の劇作家C・P・テイラーの代表作を映画化。
職場でも家族でもノーと言うことができない大学教師、ジョン・ハルダー。家では実母の世話、その母の世話から逃れるように家事そっちのけでピアノを引き続ける妻、ナチ党への入党を勧める義父。大学でプルーストの講義に情熱を傾けるも、ナチの勢力を前に、とうとうプルーストを扱うことも禁じられてしまう。
そんな彼が書いた小説がヒトラーの目にとまった。一人の教え子との出会いもきっかけとなり、彼の人生は急展開していく。彼は何を失い、何を得たのか。どちらの選択が正しかったのだろうか。

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・・・きちんと情報を集めずに行った私がいけないのですが・・・、内容から、絶対にドイツ語だと思っていて・・・。英語なんだもの、ショック・・・。そのショックもあって、特に最初のうちはアメリカンな(実際にはイギリスなんだろうけど)感覚が前面に出ちゃって、ちょっと入り込めませんでした。同じ英語上映でも『愛を読む人』は、言葉は英語でも背景や雰囲気はずいぶんドイツだったな、と思いました。

内容の感想としては・・・たぶん本はいいんじゃないかな。特に劇だったらいいと思います。その意味では、なぜあえて映画化だったのだろう?と。というのは、正直、この手の話はこの時代、くさるほどあっただろうと思うからです。取り立てて、ハルダーを取り上げる理由がないんですよね。
それでも、鑑賞後にそれなりのすっきり感が持て、見損の感じがないのは、最後に一言うならせてくれるから。
ハルダーにだけ、時々聞こえる歌々。それは、まるで現実逃避からくる幻想のよう。けれど、友人モーリスを探しに赴いた収容所で耳にした音楽は・・・。
ここから先はネタバレになるのでやめておきましょう。ビデオになったら一度は見てもいいと思います。


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