ドイツの子育て87(女の子の色・男の子の色)

男女平等が強いドイツでも(確か国会議員の男女比はかなり平等のはず)、女の子の洋服はピンクやむらさき(で、レースつき)が多く、男の子の洋服は青や緑が多い。子どもも、いつのころからか、ピンクは女の子の色、青は男の子色、という意識を持つ。
ある日、保育園の着替え室で、ある男の子が水色にちょっとピンクの柄がついた長靴を履いていた。すると、それをみたある女の子が、あれは女の子の長靴だよねぇ、と言った。よく見れば確かに女の子を想定したつくりだが、私からすれば男の子がはいてもまったくおかしくないものだった。まっピンクでレースつき、とかではなかったからだ’(もちろん、まっピンクでレースつきを男の子が履いていても、「いいね」と思うが)。子どものほうが、敏感なのかもしれない。
子どもの友だちが遊びに来ると、私は子ども用のプラスチックのお皿におやつを入れてだす。その時、色を意識せずに適当に渡すが、ませた子は、僕は男の子だから青、ピンクは女の子の色だよー、と言ってきたりする。その子のママいわく、そんなことは親は言ったことがないのだという。きっと保育園で年上の子が言っていたのを聞いて、真似しているのだろう。
この点も興味深い。うちの子もきっと保育園で年上の子がそういうことを言っているのを聞いたことがあるだろうけど、そこに特に大きな注意を払ったことがないと思う。いつも、きょとん、というか、スルーしていて、気にする様子がない。その点はとても助かっている。

私は基本的に「女の子は~、男の子は~」という考えが好きはない&子どもに偏見を持ってもらいたくないから、そういう発言はしないようにしているのと、洋服や靴、お皿やおもちゃなど、男女を意識した色選びはしないようにしている。また、本人の希望を大事にして、子どもが性別にあったものを選んでも、選ばなくても、それは違うと言わないようにしている。要するに何でもあり、で、ダメなものなんて存在しない、というスタンスでいたいと思っている。
ただ、洋服はお古をもらうことが多いため、本人に提示される選択肢そのものが、そもそも性別に合わせた色とつくりになっていることが多い。さらに、うちの子はもともと洋服にこだわりがないため、その選択肢のなかでなんとかなっていて、「えーーーー?それぇーーー?」と思うようなものを欲しがったことがない。唯一のこだわりというか、着てもらうための親の注意点も、ごちゃごちゃと飾りのないシンプルなものを選ぶことであり、結果、新しく買う場合でもユニセックスなものを選ぶことが多くなる。

そんな中、つい先日、ちょっと悩ましいことがあった。新しい長靴を買うために、ネットの場面を見せながら本人に選ばせていたときのこと。いわゆる性別に合わないものを選んだのだ。それが、ちょっとどうかなーというよりも、かなり明らかで、保育園で誰かに何かを言われることはすぐに想像がついた。もし、本人が、絶対にこれがいい、誰になんと言われようと気にしない、というのなら、私自身は何の問題もない。ただ、4歳半の子どもの言うことは日によって変わる。一番怖いのは、決して安くないものを買ったのに、届いたらやっぱり履かなーい、履いてみたけどやっぱり(友だちにこんなことを言われたから)嫌だー、と言い出して身につけなくなってしまうことだ。本来ならば、それを無駄金と見なすようではいい教育はできないのだが、現在収入のない私としては、そういう出費はやはり避けたい。
悩んだあげく、これを履いて保育園に行ったら、お友だちに「女の子・男の子みたい」っていわれるかもよ、それでもいい?と聞いてみた。ちゃんと、ママはそんなふうには一切思っていないし、女の子でも男の子でも好きなものを身につければいい、ただ、おかしなことにそういう決めつけをする人がいて、そういう人はすぐに「へんなのー」って言ってくるんだよ、と前置きをしたうえで。
すると、それは嫌だ、という。最近は仲良しグループもできて、仲間というものを大事に思い始めているから、かもしれない。

ということで、何日もかけて何度も本人に確認しつつ、やはりユニセックスのものに落ち着き、購入。ほっ。

でも、難しいなぁ。やはり思い切って最初に欲しいといったものをさらりと買ってあげればよかったかしら。友だちに何か言われたらそれはそれで、そのときに本人がどう考えるかも楽しみだし。うーむ。次の機会にはやってみよう。




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