ドイツの不妊治療6

2度の挑戦で、私はかなり満足だった。ああ、もうやれることはやったな、と思えた。なのに、夫に「どうする?もう一回やる?」と聞かれたとき、「え?やってもいいの?」という気持ちになった。義母も、3度目の正直という言葉があるわ、と言ってくれた。そこで、本当に本当の最後の1回に挑戦することにした。

★3回目
クリニックの先生にもう一度挑戦できるかと聞いたら、もちろんやってもいいけど、あと1-2回までにしておいたほうがいいわ、と言われた。私もあと1回だけのつもりであることを伝え、これまでと同じ方法・同じ薬の量で3回目に臨んだ。
この3回目は精神的にちょっときつかった。ダメなのがわかっているのにやっている、からだった。2回目の体外受精で、一度は見えた心拍が消えたとき、私はもう悟ってしまっていた、もう私には妊娠は無理なんだ、と。この今回の「ダメ」は、自己防衛(失敗したときのために最初からダメだと思っておくこと)ではなくて、もう確信だった。だけど、ダメだと知っていながら安くない注射を打つのはしんどかったから、ダメ元ってくらいのこんなかんじの気持ちのほうがうまくいったりして、なんて思うように努力した。これまでは、可能性が低いとわかっていても期待しちゃう気持ちがあった。だから自己防衛的な考えを持つようにした。今回は、どうせダメなのに、と思わないよう、やるからにはちゃんと希望をもってやれるよう、気もちをもっていかなければならなかった。それがしんどかった。
そんな気持ちを反映してか、採卵数は3個。いよいよ、終わりなんだ、ということを突き付けられているようだった。3つのうち3つが受精卵になったのはびっくりだった。先生も、よくあることじゃないわよ、と言ってくれた。受精卵自体も、質のよいものだった。8分割が均等に、きれいに分かれていた。2つを移植して、残る1つはあと2日様子を見て胚盤胞になったら冷凍保存しましょうと言われたが、残念ながらそれはかなわなかった。
移植後、妊娠検査(血液採取)の日よりも前に生理がきてしまった。私の妊活はこうして完全に終わった。

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