ドイツの不妊治療5

一度だけ、のつもりだったが、義母が背中を押してくれた。「もう一回、やってみなさい!」と。義母は母としても社会人としても完璧で、スーパー・パーフェクト・ウーマン。その彼女にそう言ってもらったことで、なんだか肩の荷が下りたような、軽い気持ちになれた。ああ、彼女がそう言うってことは、次はうまくいくのかも、そう自然に思えた。

★2回目
1度目とまったく同じ手順・同じ薬の量でもう一度挑戦!私の場合、加齢以外の問題はないため、特に修正を加えるべきことはない、ということだった。同じように同じ量の薬を自己注射をしたが、今回はおなかがぐるぐるするかんじはなかった。今回はあまり採れないのかな、と思っていたら、案の定採取数は7個。それでも、とにかく1個、元気な卵があればいいのだから、数は気にしない!と自分に言い聞かせた。
翌日の電話では、7つのうち6つが受精卵になったとのこと。そこで、胚盤胞になるまで育てることになった。今回は子宮?下腹部?の痛みがなく、回復状況もよかったようだったけど、採卵から5日、前回よりも長く休めたことは精神的にもよかった。ちょっと休憩ね、という気分で、軽くビールを飲んだりすることができた
そして5日後に、胚盤胞になった2つを移植。胚盤胞まで育ったということで、期待も高まった
移植から数日、急に胃が苦しくなり、おなかがすいているのに食べられない、という状態になった。少し食べるとすぐに胃がきゅーとなるのだ。また、おなかも急に膨らんできた。気が付けば、妊娠5-6か月かと思うくらいの大きさに。これが何なのか、よくわからなかった。初めての出来事だったからか、妊婦みたい、と思いながら、妊娠と結び付けて考えることはなかった。どちらかというと、排卵促進剤とか排卵抑制剤の副作用みたいなものかなと思っていた。かと思えば、急に味噌汁が飲みたくなって、一気に3杯飲んだり、ということもあった。そんなこんなで、よくわからないまま、妊娠検査日(血液採取)を迎えた。
翌日、第一子を公園で遊ばせながら、検査結果を聞くべく、電話をかけた。つながらず、、、。しばらくたって、着信があったことに気づき、かけなおし。つながらず、、、。次の着信にも気づかず→かけなおし→つながらず、、、。を何度も繰り返し、ようやく話ができたとき、「いいお知らせよ。妊娠しているわ」と伝えられた。よくわからないが、自己防衛をしていたのだろう、ダメだといわれることを前提にした精神状態でいたから、この朗報は、寝耳に水みたいに響いた。その結果をめざしてやってきたのだから、期待された結果が得られた、という当たり前といえば当たり前の出来事のはずなのに、まるで、空から槍が降ってきた、みたいな思いもよらないことが起こった感覚になった。冷静になれば、着床したからってまだまだ安心できない、のだが、この時ばかりは、夫と抱き合って手放しで喜んだ
でも、40代半ばの妊娠はやはりそう簡単ではなかった。6週目に確認できた心拍は、翌週にはもう見えなくなっていた。おなかがすぅーっと軽くなる感覚もあったから、ああ、あの時にとまったんだな、とわかった。
残念で残念で残念でならない、、、けれど、これがこの子の運命だったんだな、と思った。がんばってくれてありがとう、私たちの子になろうとしてくれてありがとう、と思った。

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