ドイツの不妊治療4

私は年齢のこともあって、とれた卵子の数はあまり多くなかった。3回のうち最も少なかったのは3個。あとの2回は7個と9個だった。

★1回目
1回目は排卵促進剤をうっている間、下っ腹がぐるぐるして、なにか生きているものが量産されているような感覚があった。これはこの時だけだったから、気のせいかもしれない。でも、卵子の確認の際に、医者にも「「何か感じるでしょ?」と聞かれたから、結構よくあることなのかも。とれた卵子は9個と(私にしては)多かったからそのせいもあるかもしれない(むろん、一般的には多くない)。
採卵は、全身麻酔で行われる。全身麻酔は、初期流産の処置のときにもしたから、初めてではなかったし、特に怖さはなかった。採卵はあっという間で、処置室から控え室までの数メートルを、左右の肩をそれぞれ、二人に支えられながらではあるが、自分の足で歩いて戻ってきた。ただし、自分の意識は、控え室の椅子に腰を掛ける直前からで、手術台から降りたり、歩いた、という意識はない。なのに、椅子に座るとあっという間に意識が戻って、夫とも普通に会話ができたから不思議だ。
翌日、9個のうち受精卵になったのは3個で、移植は2日後だと電話で伝えられた。受精卵の数に応じて移植の日が決まるようだった。つまり、受精卵が6-7個と多ければ、胚盤砲に育つまで待つ(5日)が、受精卵の数が多くなければ8分割のものを移植する(3日)。私の場合、受精卵3つのうち、3日目まで生き残ったのは結局2個だったから、3日目にその2個を移植した
ちなみにこの時は、採卵の際の影響だと思うが(子宮に針を刺す)、下腹?子宮?にちょっとチクチクした痛みがあって、不快だった。このままで移植をして大丈夫なのか不安もあったが、なんとなく言いそびれてしまった。私は一応、ドイツ語ができ、日常生活で困ることはないし、この時も聞こうと思えば聞けたのだが、こういうときにがつがつ言いたいことが言えないのは性格によるものなんだろうな
移植はそれこそあっという間。スポイトで受精卵を膣の中にいれ、そのまま台の上で、足を高くした状態で15分ほど安静にしたら、おしまい。激しい運動はしないこと、お風呂じゃなくてシャワーにすること、だけが注意点で、それ以外は普通に生活して大丈夫だと言われた。
さて、この後はわくわくドキドキだ。2週間後に妊娠検査(血液採取)と言われているが、着床は1週間後頃が目安。着床するとすぐに兆候(鼻炎が悪化する・眠くなる・体温があがる・下腹部に違和感を感じるなど)が出て気が付く私としては、どちらかといえば1週間後が勝負だった。そこで兆候が見られれば期待あり、なければ妊娠検査を待たずとも、残念ながら、、、だ。
1週間後、なんの変化もなく過ぎた、、、。案の定、妊娠検査をする前に生理が来てしまった。あーあ、、、。

生理の血が付いたトイレットペーパーと同時に、50万円(4000ユーロほど)がトイレに流れていくような感じだった。それでも、もちろん、後悔はなかった。私は、自分が体外受精をすることになるとは思っていなかった。自然妊娠で第一子を授かっていたし、自分には縁のないものだと思っていた。だから、今回の経験で、ああ、不妊治療をしている人は、こういう思いを何度もしているんだな、と頭がさがる思いがした。そういう気持ちをしらない人は、悪気なく心無い言葉を発したりする。私も、第3子を妊娠したという、ひとまわりも若いママ友から、同級生産もうよー、などと言われ、なんとも言えない気持ちになった経験がある。自分のどんな言葉が誰を傷つけることになるかわからない。体外受精をしてみて、誰かを傷つける発言をしないよう気を付けなければ、と心から思うようになった

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