ドイツでの結婚2

入籍式について。
すでに4年前のことなので、覚えている範囲で。

★入籍式の服装(新郎新婦)
基本的に決まりはない。Tシャツ&ジーンズだってOK。
もちろん、ウェディングドレスを着たっていい。
私は特にウェディングドレスにあこがれも執着もなかったし、1回限りのものにそれほどお金をかけるのは嫌だったからシックなスーツでも買おうかしらん、と思っていた。ただ、日本ではシックとみなされる黒は、ドイツではお葬式の色。夫の女友だちに、やめたほうがいいわと言われて、明るい色のスーツなんて着たことのない私は思考停止になってしまった
人生初のキレイ色のスーツ?!それとも結婚式におよばれしたときでも着られるきれいなドレス?!日本人だから和服?!いろいろ悩んでいたら、もうこれはウェディングドレスというカテゴリーで探したほうが手っ取り早い!という結論に。実際、入籍式も迫っていた。
ところが、ウェディングドレスも自分だけのものを本気で選ぼうとすると、そんなに簡単じゃないことが判明。オリジナルのものを注文で頼む場合には最低3か月かかるとのこと。もちろん、そんな時間はないので、とにかくお店へ。いわゆる既製品を物色して、さっそく試着。ラッキーなことにサイズ直しの必要のない&気にいったのが見つかり、その場でお買い上げ!結局、3-4万円程度の出費となったが、思いがけないウェディングドレスに自分でもテンションがあがった。
靴も、一般の靴屋さんで、偶然にも白地に白のスパンコールがついたメルヘンチックなものをセールで購入(8000円くらい)!これはすごいラッキーだった。
夫は私のクリーム色のドレスに合わせて、濃い茶色のスーツを購入。
当日は義実家に美容師さんに来てもらい、髪の毛のセットとメイクをしてもらった(1万円ほど)。ブーケは義母が事前に花屋に注文してくれた。ということで、結局誰から見ても新郎新婦!という恰好になった。

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★入籍式の服装(招待客)
そもそも、つきあう=同棲がごく当たり前で、つきあう→結婚が当たり前ではないドイツにおいて、入籍式に出席する、という経験もみんなそれほど多くはない。それでも、結婚という人生の節目に立ち会うということはそれなりにオフィシャルなことだという認識はあるはず!、と私は勝手に思っていた。だから、夫の友人から「ドレスコードはあるか?」と聞かれたとき、そうはいってもキレイ目の格好はしてくるのだろうという前提で、「ない」と答えた。ところがびっくり。その人は本当に普段の格好、Tシャツ&半パンでやってきた。もちろん、だからといって気分を害したとか、常識のない人ね、と思ったわけではない。その人にしてみれば、だから事前に聞いただろ、ということだろうし。だから私も、ああ、これが文化の違いか(常識の違い)と思っただけだ。
ちなみに夫の立会人になった女性も、タンクトップ&綿のロングスカートにビーサンだった。これにもやはりびっくりした。なるほど、これでいいのか、、、。
そういえば、式の前に書類のチェックをする役所の人も、上はジャケットだったけど下はジーンズだったし、式を進行する中年女性も、普通の女性用のTシャツとスカートだった。
念のために付け加えておくと、25-6名の招待客のほとんどは普段よりもちょっとキレイ目の格好をしてくれていた。正直、やっぱりそのほうが、私たちの結婚を晴れの日だと感じてくれているという気がしてうれしい、と思った。ヨーロッパ人になりきれない自分を感じた瞬間だった、のかも

★入籍式
自分たちで事前に選んだ入場テーマ曲で会場入り。新郎新婦は腕を組んで会場に入り、前に置かれた2つの椅子に前を向いて座った。招待客の入場を待って、入籍式開始。役所の方の進行で、お決まりの「〇〇と人生と共にすると誓いますか」という誓いの儀式をし、指輪の交換、誓いのキスいう流れ。私たちはキスのタイミングがわからず、きょとんとしていたら、進行の女性に、「招待客のみなさんは、二人のキスを待っていると思いますが、、、」と。思わず夫とと顔を見合わせ、爆笑の中、
誓約書にサインをし、その後は、ありがたいお言葉ー夫婦とは、夫婦として、みたいなお言葉ーをいただき、式は終了。
招待客たちに、退場時に改めてお祝いの言葉をもらい、一人一人とハグをしてから、最後に建物を出ると、そこで待っていた招待客らがライスシャワーを浴びせてくれた。式全体は2時間くらいだったかな。堅苦しくなく、でも、それなりに緊張感のある、いい式
だったと思います。

★入籍式後
入籍式後に教会に移動して教会式をする人たちもいる。招待されて参列したことがあるが、基本的に入籍式と内容は一緒。だから、やるかやらないかは本人たちの気持ち次第。入籍式を行う場所が役所によっては役所内の会議室みたいなところで、親族のみでやる
場合もあるから、そういう場合には、やはり友人たちを招いたいわゆる結婚式みたいなものがしたい、という気持ちにもなるだろう。
私たちは、入籍式の会場自体が歴史のあるとても重厚な建物で、招待客たちも全員そこに入ることができたし、宗教色を出したいという希望もなかったから、入籍式後は直接レストランに移動した。
レストランは地元でよく知られたところで、政治家やスポーツ選手、俳優などもよく訪れるらしい。歴史的な人物が実際に座った椅子にはネームプレートがはってあったりして、ファンにはたまらないだろうなと思った。食事もおいしいようだったが、実は私はこのとき妊娠初期。つわりがあり、特に肉魚がダメだった時期だったため、食事やお酒を楽しむことはできなかった
結局、日が変わるころまでそこでみんなで歓談。夫も私もホテルに戻ったときには、とにかく朝からの緊張&慣れない服装でくたくたで、服を脱ぎたーい!靴を脱ぎたーい!横になりたーい!という一心だった。その結果、ロマンチックな雰囲気は一切なく、ただただ朝まで熟睡した。

★最後に
ドイツの結婚は、もちろん自分たちでお金をかけて凝った衣装にしたり大規模なパーティーをしたりということが可能だ。私たちの場合、入籍式にかかる費用、それぞれの衣装代、レストランでの飲食代、遠方から来てくれた人たちのホテル代が実際の負担だった。そのうち、レストランとホテルの費用を、義母がお祝いと称して支払ってくれたから、全体でいくらかかった、というのはわからない。が、日本の披露宴のように100万円単位ではないことは確かだ。
招待客もお祝いを包んでくれたり、プレゼントをくれたりするが、基本的にそんなに高額でも高価でもない。5000円くらいであろうか。
日本のように、呼ばなければならない人(会社の上司とか、誰かの顔をたてるため、といったしがらみ)みたいなものはないし、見栄を張って何もかも一ランク上のものを頼まなくちゃ、なんてこともない。引き出物なんてものもない。それらを完全否定するつもりはないが、私には必要がないものだな、と思うから、ドイツでの結婚形式は自分に合っていたと思う。

さ、次は出産のお話です。


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