『戦火の奇跡 ユダヤを救った男』

原題:PERLASCA. UN EROE ITALIANO
2002年/イタリア/前編:100分 後編:97分

ナチス政権下のハンガリーで、ユダヤ人迫害を目の当たりにしたイタリア人ペラルシカが、彼らを守るため、スペイン領事になりすまして奔走する実話の物語。

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『シンドラーのリスト』、または日本の杉原千畝のイタリア人@ハンガリー版、です。
ユダヤ人を救うために悩むことなく大嘘を突き通す強さを持ち、でも救いきれなかった人たちを目の前に涙を流し、女性への誉め言葉を忘れない・・・そんなペラルシカがとても素敵でした。
人間はどこまで残酷になれるのか、これは永遠のテーマです。映画の中で「自分の責任を果たしているだけだ」と言ったナチスの上官がいましたが、それが正しいことなのかどうかを考えることをやめてしまったら、人間ではなくなります。または、それが自分だったら、自分の家族だったら、という想像力をなくしてしまったら、生き物ではなくなります。
戦争を経験していない世代は、戦中に罪を犯した人個人を責めることはできません。けれど、戦争という事態になったらどんな罪が犯されうるのか、人はどこまで残酷になりうるのか、そのことに目をそらさず、こうした作品を通して「知ること」が何よりも大事だと思います。

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